京都の版画工房 House for Graphic/Photo にてシルクスクリーン製版&印刷してきました
1月にシルクスクリーン体験をした京都のシルクスクリーンと銅版画の工房 House for Graphic/Photoさん。
こちらでまたシルクスクリーン製版&印刷をしてきました。今度は体験教室でなくて普通の受講です。
今回は豆本用の本文(和紙に2色刷り)と、豆本用の表紙(布に1色刷り)を製版と印刷させてもらいました。
まずは紙の方からです。2色分の版を作ります。(詳しい製版と印刷の各工程は前回の記事をご参照ください)
1色目を刷ったもの
2色目を刷ったもの
次に布の方に。1色分の版を作ります。
台に固定して、刷っていきます。(この台に固定するのは紙の方でもやりました)
紙と布の仕上がりはこんな感じ。
紙と布の版と印刷の違い
今回は紙と布と両方刷ったのですが、工程は同じなのですが、版とインキの材料が違いました。
紙は油性のインキで刷ります。水性だと紙が水分でヨレヨレするため、油性の方が向いているそうです。
そのため、油性のインキ用の感光剤を使って、版を作りました。
油性なので、インキが水では落ちないので、それ用の溶剤で落とします。
布は水性のインキ。なんで水性かは聞き忘れました…(今度聞いてみます)。
版のメッシュ(布)も違いました。
紙に使用するほうが目が細かいものを使用しました。目が細かい方が細かいものが刷れます。
それぞれの版はこの写真のとおり。
大きい方が紙用の2色版。このように2版を同じ版に乗せることもできるそうです。
小さい方が布用の1色版。
版のサイズは、刷りたいもののサイズよりかなり大きめです。
大きい方が刷るときに力が入れやすくて刷りやすいそうです。(フレームの近くの周辺部と中央部の布のつっぱり具合の違い)
前回ははじめてのことばかりでどんな風か未知の状態でしたが、今回は作りたいものが明確にあって、それに近づける、ということができました。
今回も先生に教えられてばかりでしたが、なんとかいいものができました!
また作りたいものを決めて、受講したいです。その前に今回作ったものを豆本にしないといけませんが…。