ギャラリーびー玉「丸背の豆帳簿」のワークショップを受講してきました
大阪のギャラリーびー玉さんにて「豆本と小さな本展」と合わせて開催された、日本豆本協会会長の田中栞先生の「丸背の豆帳簿」のワークショップを受講してきました。
帳簿製本は、その名の通り帳簿を作るための製本方法で、ぱかっと180度開いて書き込みやすい!というのが特徴。開くときになんともいえないぱかっと感がありますが、これは実物を触ってみないと実感できません。
そして毎日使う物なので丈夫。この帳簿製本の豆本版が今回のワークショップです。
使用する材料はこちら。ほぼ全て切りそろえてあります。ありがたや。
本文作り。本文を糸で綴じて、背固め、背の丸みだし、バネつけ、和紙貼り、クータ付け。背の丸みだし方法、バネ、クータの形状が通常(?)の上製本の作り方と違います。
表紙作り。表紙の背のボール紙を八橋のごとく丸くします。バネと表紙の平のボール紙を仮止め。表紙と中身を別々に作るのではなく、表紙の紙を折り返しつつ中身と合体させます。ここ難しかったです。ミゾ入れのタイミングを間違えて、しっかり入りませんでした…。
完成。パカっと開きます。
箱は時間の関係(電車の乗車時刻が迫っておりました)で先生が作ってくれました。本とぴったりサイズで、リボンをひっぱるとしゅるっと出てきます。
一回習ったぐらいではとても作り方・構造が覚えられませんが、とても面白い作りの製本でした。
栞先生、みっちりと4時間、講習してくださってありがとうございました!